ベトナム(ホーチミン・フエ)での市場調査 一日目-2018/11/6-

9:00〜11:00

商談先AKURUHI GROUP(ホーチミン)
会社概要AKURUHI_GROUPは、日本食材を専門に扱う企業でレストラン8店、スーパーマーケット、人材派遣、食材保管倉庫等手広く事業を行っています。1998年開業、従業員500人。
商品について
〇日本酒「寿喜心」
だんだんとベトナムでも日本酒は、浸透しつつある。当社レストランでは、720ml瓶が出やすい。近年女性も生酒を冷やして飲む傾向がある。 流通費用等を考えると日本での販売価格の約4倍の120万ドン(約6,000円)ぐらいになるが、ベトナムの富裕層なら購入者がいると思う。
〇ドレッシング
味は大変良い。当社レストランでは、洋食中心であり使える分野はある。しかし、当社は、日本から食材等をコンテナで仕入れている。輸送に約2か月か かる。賞味期限がせめて6か月は必要との要望に対し、大澤氏は、3か月で検査が通っているが、賞味期限を6か月、そして1年で可能かどうか検査中である旨回答。
〇梅製品
梅は、紀州の南高梅と同種類で肉厚で粒が大きい。日本では、おにぎりの具材に使うのはもちろんのこと鶏肉や豚肉にチューブねり梅をつけて食べると美味である。 また、汗をかいた後の塩分補給に最適だと思うとの商品説明をした。 割烹料理店でないとそういう使い方はしない。ベトナムには割烹料理店はなく、当社レストランで梅を使うシーンは、少ないが、今後の消費者志向の動向によると思われる。
首藤酒造、佐伯食品、うしろのしょうめんだ〜れの3事業所が自社商品をPR

13:00〜14:00

商談先串処 Zen Saigon(ホーチミン)
会社概要 千葉県出身の日本人が経営している日本食レストラン。香港、サイゴン、ホーチミンへ出店しており、客層は、日本人3〜4割で、あとはベトナム人、韓国人である。近年韓国人客が増えている。
商品について
〇日本酒「寿喜心」
日本酒は、店独自の八海山、栃木県の越前を扱っている。日本へ帰った時に手荷物として酒類をもって帰っている。売値は、5千円から6千円でボトルキープしている客は、100〜150本である。 4合瓶で6千円の売値で当社としては、ベトナム人、韓国人の中上流層へ冷酒及び熱燗で提供することも考えられる。
〇ドレッシング
味は大変良いし、プラスチック容器というのは良い。現在、ベトナムの一般家庭でもドレッシングは普及してきている。
〇梅製品
ベトナムでは、生の梅はほとんど流通していない。ハイボールを提供する時にレモンを入れているが、レモンと梅(実崩れ)をぜひ試してみたい。
熱心に商品説明を聞く串処 Zen Saigonの社長

15:00〜16:00

商談先NHAT MINH FOODS JOINT STOCK COMPANY(ホーチミン)
会社概要 ベトナムの伝統食材(筍等)を加工し、スーパーへ卸している。現在輸出入は していない。主要な販売先は、BIGC、VINマート、COOPマート等のスーパーマーケット。
商品について
〇ドレッシング
味は大変良い。ベトナムでも販売できる可能性はあると思う。 あとは、賞味期限と価格の問題である。
〇梅製品
梅干しの味の感想は、今まで味わったことのないしょっぱい味である。また、ベトナムにも梅はあるが、薬として使われる。 干し梅は、ベトナムにあるお菓子(オマイ)に近い食べ物だと思う。 日本からベトナムに入るまでの期間を考えると販売可能な期間が約4〜5か月 程度しかない。スーパーで販売するには、賞味期限が短い。また価格が少し高い。
〇その他
ベトナム人は日本製品が好きである。高くても購入する可能性はある。価格的 には高いが、取引先へ商品紹介はしてみる。社長とも相談し、もし興味があれ ば連絡したい旨あった。
ベトナムの消費動向を説明する相手企業の担当者

18:00〜20:00

実施内容 地場産品試食会「周桑(日本)酒と食を楽しむ会」の開催
(会  場)ロイヤルホテル・サイゴン
(参加者数)34名
(ベトナム人:27名 日本人:6名 フランス人:1名)
開催概要 地場産品のPR及び消費者アンケートの実施を目的とし、企業経営者及びマネージャークラス、現地在住日本人等をお招きし、試食・試飲会を開催した。

商品の説明をする首藤社長

商品の説明をするうしろのしょうめんだ〜れの大澤さん

商品の説明をし、試食を勧める佐伯社長

思い思いに商品を試飲・試食する参加者

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